アラサーの結婚事情。
謝罪
「ほんとーっに!ごめんっ!!」


ソファに長い脚を組んで座り、無愛想にこちらを見ている彼氏こと、候に全力の謝罪。


少し半泣きになりながらも、候の前で律儀に正座して頭を下げる彼女こと私……あやか。


「………で? 俺の誕生日に?俺そっちのけで?イケメンアイドルのライブに行くんだって?」



た、大変ご立腹ですよねぇ〜

いや確かに私が100%……いや120%悪いんだけどさ。



事の発端は、遡る事一時間前。
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