アラサーの結婚事情。
「……ありがとう、候。」

恥ずかしいから、少し小声になる。

子供か、私は……。

「……やっべ。今キュンときた。……あやか食いたい」

ぐるっと反転した候の身体は、いとも簡単に私を抱きしめた。

「ちょっ…、候?ご飯は?」

「今はあやかが食べたい。……ダメ?」


でた。甘々作戦。

たまにツンデレのデレを炸裂するから、困ったもんだ。

私が弱いのわかっとるくせに…
< 21 / 32 >

この作品をシェア

pagetop