アラサーの結婚事情。

「「かんぱーいっ」」

二人だけの誕生日会。


「おっ。唐揚げやん!うまそっ」

と箸で唐揚げを取り豪快に口に放り込んだ。



ドキドキ。

頑張った成果が実ればいいけど、と候の顔をマジマジと見る。

「ど、どう?美味し?」

候は一口で食べ切るとなぜか少し考えてから、



「これ、うちの味がする…。」


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