溺愛副社長と社外限定!?ヒミツ恋愛
「断らせるつもりはないくせに?」
かろうじて残っている理性で強がる。
「それでも聞きたい」
唇が触れるか触れないかのところで合った視線は、ドキッとするほどに熱かった。
「……大好きです」
京介さんの目に笑みが浮かぶ。
「結婚は?」
「……したいです」
答えた直後、京介さんが私の耳元に唇を寄せる。
「今夜、俺に抱かれたい?」
直接的な言葉に顔から火を吹きそうになった。
しかも、耳に吐息がかかってくすぐったい。
「……はい」
素直に答えるしかなかった。
京介さんが私の髪を撫で、満足気に微笑む。
恥ずかしさに顔を背けようとすると、彼の手がそれを阻んだ。