短編集(ホラー)
涙で視界がぼやける。
でも…でも!でも!!
走るしかなかった。
ふと目を上げるとボワッとした光が見えた。
『Kだ!』
何故か私は確信していた。
「K!K!」
呼び掛けても呼び掛けても、ボワッと した光がただ揺れるだけ。
それでも、そこにたどり着けば、たどり着きさえすれば私は助かる。
そう思えた。
でも…でも!でも!!
走るしかなかった。
ふと目を上げるとボワッとした光が見えた。
『Kだ!』
何故か私は確信していた。
「K!K!」
呼び掛けても呼び掛けても、ボワッと した光がただ揺れるだけ。
それでも、そこにたどり着けば、たどり着きさえすれば私は助かる。
そう思えた。