わがまま姫♀×strawberry tea



「……………守谷クンも」



次はあたしが口を開く。




「冬嘉とお似合いだと思う。羨ましいくらい、幸せそうだし」

「……ぷ。俺は冬嘉イジメが生き甲斐だから」



守谷クンは楽しそうに言う。



そういうとこ見てると、本当に冬嘉がスキなんだなぁって思う。



「そんな事言ったら冬嘉キレるよ?」



何だかんだ言って仲の良い二人何だよね。



あぁ、羨ましーーっっ。



2人には羨ましいところが沢山あるな。



そんな2人だったら、きっとこの先もずぅーっと大丈夫。



そう思う。





守谷クンのおかげで暗闇の恐怖も、少しは忘れられた。



暫く進むと、やがて出口の光りが見えてきた。





…………ひかりだ(泣)



人間が生きていくうえで必要な光り。


あたしには24時間必要だよ。




そしてあたし達は眩しい外へと出た。




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