四季物語
風也クンと話す内に、
いつの間にかお日さまは東に。
風也クンは、ゆっくり立ち上がりながら、言った。

「あ・・。
そろそろ帰ろっか」
「うん!」

風也クンに続いて、あたしも腰を上げる。

「じゃ、また・・・ネ!」
「うん、また」

あたしはクルッと風也クンに背を向け、
家路に着いた。

でも、

"そういえば、風也クンの家ってこっちじゃないのかな・・・"

そう思って、振り向いてみた。

そこには。
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