17のとしに
「救済…?」
よくわからなかった。よくある中2病やアニメのような誰かを思い出す。その誰かを思い出したのか若干目を見開いてしまった。奈央も何となく誰かの真似をしているんだろう。数秒ほどそんなことを考えていた。驚いている俺に気づいたのか
「まあまあ、いつもの5人が集まってから考えよう」
とにまにまと満足げに笑う。俺はうさんくささを感じたのではいはいと顔を背けた。
会話が終わって数十秒したころ、廊下の方面から大きな男の声が聞こえた。
「まなみちゃん何やってんのー?2組に用事ー?」
「あ、誠也だ」
「ほんとだ」
扉の方を見ると、佐伯誠也が教室の前でもじもじしていた中川まなみに話しかけていた。まなみはたどたどしながら誠也の問いかけに答えた。
「奈央と一緒に来てて。また5人で話そうって話になってたの」
「ああ!そうなの?奈央ちゃんたちどこ??」
「ここです」
と奈央。誠也は「ははは」と笑う。
「なんだあ、まなみちゃんも入れば良かったのに」
「…うん」
クラスの委員長をやっている誠也とまなみはなかなか相容れないようで目をちらちらそらしながら返事する。なぜ「いつもの5人」の中にまなみや誠也が入っているのか首を傾げるところである。奈央の顔が広いだけだろうか。
俺の席の近くに5人のうち4人がが好き勝手にわちゃわちゃとしていると、教室にようやく春希がやってきた。
よくわからなかった。よくある中2病やアニメのような誰かを思い出す。その誰かを思い出したのか若干目を見開いてしまった。奈央も何となく誰かの真似をしているんだろう。数秒ほどそんなことを考えていた。驚いている俺に気づいたのか
「まあまあ、いつもの5人が集まってから考えよう」
とにまにまと満足げに笑う。俺はうさんくささを感じたのではいはいと顔を背けた。
会話が終わって数十秒したころ、廊下の方面から大きな男の声が聞こえた。
「まなみちゃん何やってんのー?2組に用事ー?」
「あ、誠也だ」
「ほんとだ」
扉の方を見ると、佐伯誠也が教室の前でもじもじしていた中川まなみに話しかけていた。まなみはたどたどしながら誠也の問いかけに答えた。
「奈央と一緒に来てて。また5人で話そうって話になってたの」
「ああ!そうなの?奈央ちゃんたちどこ??」
「ここです」
と奈央。誠也は「ははは」と笑う。
「なんだあ、まなみちゃんも入れば良かったのに」
「…うん」
クラスの委員長をやっている誠也とまなみはなかなか相容れないようで目をちらちらそらしながら返事する。なぜ「いつもの5人」の中にまなみや誠也が入っているのか首を傾げるところである。奈央の顔が広いだけだろうか。
俺の席の近くに5人のうち4人がが好き勝手にわちゃわちゃとしていると、教室にようやく春希がやってきた。