17のとしに
「誠也、もうすぐテストなのか?」
と、白髪まじリの父親がもくもくとものを食べつつ、きいた。
「そ。中間テスト」
「高2で進路にかかわるんだから頑張るんだぞ」
「はい」
事務的な会話である。俺の隣に座る妹の紗那にも事務的に話しかけていた。食事を終え、俺はミルクココアを準備して自室へ戻った。
自室に戻った所で風呂を済ませていないことに気づく。最後でいいか。
自室の机に置き去りになっていた携帯がこうこうと光っていた。どうやら、アプリの通知のようだ。ミルクココアを机の上に置きながら、携帯の画面を眺めた。メッセージが来ていたよう。俺は携帯のロックを解除し、メッセージの内容を見る。
春希からだった。
内容は、初にまなみがまた会わないかって送ったらしいんだけどまた会えるかなという話だった。春希やまなみは奈央の感じている裏切りを申し訳ないと思っているらしい。俺は彼らと連絡をとっていたが、度々5人になれないことを悲しんでいるのだ。彼らの自業自得でもあるが、奈央や初次第ではまた5人の仲良しに戻れるのではないかと考えている。それは俺も同じだ。
「奈央に会ったんだよ」
と春希。
「ほう、どうだった?」
「ごつごつ嫌いって訳ではなさそうだった」
まあ、好きの反対は無関心だからな。嫌いってことはまだ執着があるって事だ。
と、白髪まじリの父親がもくもくとものを食べつつ、きいた。
「そ。中間テスト」
「高2で進路にかかわるんだから頑張るんだぞ」
「はい」
事務的な会話である。俺の隣に座る妹の紗那にも事務的に話しかけていた。食事を終え、俺はミルクココアを準備して自室へ戻った。
自室に戻った所で風呂を済ませていないことに気づく。最後でいいか。
自室の机に置き去りになっていた携帯がこうこうと光っていた。どうやら、アプリの通知のようだ。ミルクココアを机の上に置きながら、携帯の画面を眺めた。メッセージが来ていたよう。俺は携帯のロックを解除し、メッセージの内容を見る。
春希からだった。
内容は、初にまなみがまた会わないかって送ったらしいんだけどまた会えるかなという話だった。春希やまなみは奈央の感じている裏切りを申し訳ないと思っているらしい。俺は彼らと連絡をとっていたが、度々5人になれないことを悲しんでいるのだ。彼らの自業自得でもあるが、奈央や初次第ではまた5人の仲良しに戻れるのではないかと考えている。それは俺も同じだ。
「奈央に会ったんだよ」
と春希。
「ほう、どうだった?」
「ごつごつ嫌いって訳ではなさそうだった」
まあ、好きの反対は無関心だからな。嫌いってことはまだ執着があるって事だ。