17のとしに
クラ
腹の中がじんわりと熱い。目覚めたら布団ではなく床で眠っていた。若干首が痛い。ああ、酒なんか飲むんじゃなかったなぁ。眠い目をこすり、俺は起き上がった。もやもやと胃の中が気持ち悪い。
「飲み過ぎたか…あー」
転がってる携帯を見る。3時12分。3時間しか寝ていないことになるが、まあ、いい。明日はアルバイトも休みだし。ああ、腕を伸ばした。うさ晴れない昨日のもやもやを吐き出しそうだ。気持ち悪い。はあ、とため息をつく。ぼーっとしたまま数分がたった。
ぶーっと携帯電話の通知が鳴る。眠くなりかけていた目をこすりながら、通知の内容を確認するとすぐに目が覚めた。
「おはよ」
「また起きちゃった」
彼女であるまなみからのメッセが来ていた。心臓あたりがじんわりと胃と同じような気持ち悪さを覚える。それとともに、笑みがこぼれた。高校を退学してからまなみは引きこもりの状態で、生活習慣もがたがたになっていた。お互いの活動時間に連絡を取ることが難しくなり、互いに把握できず関係もがたがたである。
「そっか」
「明日休みだし通話する?」
何とか、指を動かし誤字をしないようにフリック入力。
「うん、したい」
ふう、と一息つく。俺はまだ実家暮らしだから夜中の通話はひそひそ声で行わねばならない。意識し、通話ボタンを押す。
「もしもし。お疲れ様」
「あざっす」
こそこそ。それでもいつも通りを意識した。
「飲み過ぎたか…あー」
転がってる携帯を見る。3時12分。3時間しか寝ていないことになるが、まあ、いい。明日はアルバイトも休みだし。ああ、腕を伸ばした。うさ晴れない昨日のもやもやを吐き出しそうだ。気持ち悪い。はあ、とため息をつく。ぼーっとしたまま数分がたった。
ぶーっと携帯電話の通知が鳴る。眠くなりかけていた目をこすりながら、通知の内容を確認するとすぐに目が覚めた。
「おはよ」
「また起きちゃった」
彼女であるまなみからのメッセが来ていた。心臓あたりがじんわりと胃と同じような気持ち悪さを覚える。それとともに、笑みがこぼれた。高校を退学してからまなみは引きこもりの状態で、生活習慣もがたがたになっていた。お互いの活動時間に連絡を取ることが難しくなり、互いに把握できず関係もがたがたである。
「そっか」
「明日休みだし通話する?」
何とか、指を動かし誤字をしないようにフリック入力。
「うん、したい」
ふう、と一息つく。俺はまだ実家暮らしだから夜中の通話はひそひそ声で行わねばならない。意識し、通話ボタンを押す。
「もしもし。お疲れ様」
「あざっす」
こそこそ。それでもいつも通りを意識した。