17のとしに
初…ロスは自分の殻に閉じこもっているイメージはある。しかしリトのことが好きだから、行動している。リトがいなければ多分、彼は中学の時のまま淡々と過ごしているだろうなと、彼らとかかわるたび、そんな可能性を考えてしまっているのだ。
「まぁ、俺だって夏生まれっぽいとか言われるからなんとも言えねえけどさあ」
はぁ、とクラが両手を頭の後ろで組む。次の言葉を発しようとしたとき、カンカンカンと電車の到着を予告する音がなる。
「あ、ロスたち来たか。」
小声でつぶやく。一瞬だけクラは顔を曇らせたが、すぐに立ち上がった。
「やっと来たか!お出迎えするか」
「荷物忘れんなよ」
「あいよ」
リュックをそれぞれ背負い、待合室から出る。俺達の他にも若干人の出入りはあった。キキーと電車がとまり、下車する人々がぞろぞろと改札を通る。リトとロス、姫を俺らはひょこひょこと視線を動かして探した。
「あ、まなみだ」
「春希おはよう、誠也くんも早いね。おはよう。」
控えめな笑みと態度は変わっていない。服装は白のワンピースに薄茶色のアームカバー。最低限のものしかはいっていなさそうなショルダーバッグ。これもまた白が基本で淡いピンクがあったりと、非常に女の子らしい服装だ。姫とは遊んだことがないもので私服がわからなかったから正直驚きはあった。
「まぁ、俺だって夏生まれっぽいとか言われるからなんとも言えねえけどさあ」
はぁ、とクラが両手を頭の後ろで組む。次の言葉を発しようとしたとき、カンカンカンと電車の到着を予告する音がなる。
「あ、ロスたち来たか。」
小声でつぶやく。一瞬だけクラは顔を曇らせたが、すぐに立ち上がった。
「やっと来たか!お出迎えするか」
「荷物忘れんなよ」
「あいよ」
リュックをそれぞれ背負い、待合室から出る。俺達の他にも若干人の出入りはあった。キキーと電車がとまり、下車する人々がぞろぞろと改札を通る。リトとロス、姫を俺らはひょこひょこと視線を動かして探した。
「あ、まなみだ」
「春希おはよう、誠也くんも早いね。おはよう。」
控えめな笑みと態度は変わっていない。服装は白のワンピースに薄茶色のアームカバー。最低限のものしかはいっていなさそうなショルダーバッグ。これもまた白が基本で淡いピンクがあったりと、非常に女の子らしい服装だ。姫とは遊んだことがないもので私服がわからなかったから正直驚きはあった。