嵐王
『はいはい、ついて行けば良んでしょ。』
私じゃコイツらに敵わないもん。
「最初からそうすれば良かったんだよ。」
態度がデカい男にムカつきながらも
ブランコから立つ。
これからどうなるのかな?
先ずはコイツらの倉庫に連れて行かれて、
確実に回されるよね。
あーあ…寄り道しないで帰れば良かった。
バレたらあの噂通りになっちゃうじゃない。
自分の事なのに冷静に考えられるのは
きっと、何もかもがどうでも良いから。