嵐王
『黒鉄!?』
「馬鹿かオメェーわ!!」
そんな事言われてもどうすれば良かったのよ。
私は喧嘩なんて出来ないのに…。
「俺から離れんじゃねぇーぞ!?」
そう言いながら周りに居る男達を
次々に殴り倒していく。
「信歩!無事で良かったぁ〜…。」
その後に紫苑達も合流して
『嵐王』VS『??』の対決に。
『朱雀』の姫だったから喧嘩は見馴れてる。
でも、この殴る音とかは好きじゃない。
この時、傍観している私の後ろに潜む影なんて
私はちっとも気付いていなかった。