嵐王
紫苑side
「おかえり!
あの男の逃げっぷり最高だったね!!」
捺央の言葉を聞かずに手帳を取り出す。
すると、皆が近くに寄って来た。
「助けた女が道に迷ってる様だから
目的地まで俺が送って来るぅ〜〜!!!???
絶対、罠だって!!
あの女ぁ…僕が殴ってやる!」
バシッ!
「イダッ!」
分かってた琥珀の行動に手帳で叩く。
「もう、琥珀の馬鹿。
紫苑がそうしたいならそうしてあげな♪
俺らは倉庫に戻っとくから。」
捺央は話が分かって助かる…。