嵐王
捺央side
「ここを〜右でここを〜左!」
スイスイ泳ぐ魚みたいに道を走る。
んー?あの曲がり角…。
速度を緩めずにそのまま走る。
すると、曲がり角から人が飛び出して
俺に向かって拳を振るう!
ビュッ!
けど、避けて
ガツンッ!!
俺が顎(あご)目掛けて殴った。
「ッ…!?」
「Hitー♪♪」
殴られた本人は何がなんだか分からない様子。
そりゃそーだよね。
普通だったら俺が殴られてる筈だもん。