嵐王


「信歩、おはよー!」


錯覚じゃ…ない!!


『なんで、アンタらが居んのよ!?』


「昨日、話した通りです。
登校時・帰宅時が一番狙われるので。」


真顔で朝から恐ろしい事を言うなー!


【お前を送り終わった後、
尾行してた奴がまた現れた。】


『え、嘘…。』


家もバレるなんて……。


「これで危機感持っただろ。
持たなかったらイカレてんな。」


「僕らに大人しく送られてれば良いのー。」


私に許されたのは渡されたヘルメットを被って
大人しくバイクに乗る事だけだった。


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