嵐王
『どうせ『双姫』に唯一気に入られた族。
そんな『嵐王』の姫になれば!とか
思ってんでしょ。』
そんな事を思っての行動なんて
下心見え見えで何も響かない。
寧ろ、逆効果。
『ダサいね。』
バシッ!
頬に痛みが走る。
『…気に入らなかったら直ぐに手を出すのも
みっともないから止めれば?』
目の前で怒り狂う女に笑った。
あーあ、面倒事を起こす気はなかったのに
ムキになっちゃった。
ボコられる決定かぁ〜…(笑)