嵐王
【腰の傷も見られたくなかったよな。
俺らがもっと早く戻ってたら
元姫だってバレる事もなかった。】
『一人で行く!』って言ったのは私なのに
紫苑は後悔してる。
【教室で起こった事は琥珀が
全員に口止めしたから安心しろ。
アイツに逆らう奴はそうそう居ない。】
『どんな自信よ…(笑)』
そっか、琥珀が。
私の為にしてくれたんだ…。
【信歩…俺を俺らを信じ……】
『……??』
ここで文字が途切れてる。