嵐王
言葉の続きは【信じてくれ】かな…。
でも、どうして続きが書かれてないの?
ペラ…
試しにもう一枚ページを捲る。
【信じてくれなんて言わない。
でも、力になるから俺達を頼れ。
お前の事は俺が守るから、何があっても側に居る。】
"信じてる?信じろ??
そうやって言う奴程裏切るのよ!"
私が前に言った言葉を紫苑は覚えてた。
『…うッ……うぅ〜〜〜〜!』
涙が溢れ、声を押し殺して泣く。
紫苑に握られた手を私は小さく握り返した。