嵐王


「あの『白夜叉』がねぇ〜( ˆωˆ )ニヤニヤ」


『白夜叉 シロヤシャ』は俺に付けられた呼び名。
この白銀の髪でそう呼ばれる様になった。

本当は『?王』って付けられたかったが、
何故か俺だけこれなんだよな。


手帳…どこやった?


近くに置いていた手帳が見当たらず探すと、
信歩が持っていた。

その時に俺の手を握り返している事にも
気が付いた。


「その子の想いはお前らに伝わり、
お前の想いも伝わったよーだね。」


和奏さんの言葉に頷き、この手に誓った。


必ず、守り抜くからな。


紫苑sideEND


< 166 / 523 >

この作品をシェア

pagetop