嵐王


『よろしくお願いしま……!?』


居る筈のない人が教室に居て硬直する。


え…嘘でしょ。
昨日の人が居るんですけど!


「蝶野?」


先生に呼ばれて我に返る。


『よろしく…お願いします……。』


私の決まり事がこうも容易く打ち砕かれた事に
若干、ショックを受けた。


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