嵐王


「琥珀、何を怒ってるんですか?」


「皆してその女に自己紹介して
何、仲良くしようとしてる訳?」


何を勘違いしてるか分からないけど
どうやら仲良くして欲しくないらしい。


ガタッ


「信歩…?」


もう呼び捨てかい。


捺央に苦笑いをし、鞄を持って席を立つ。


『これで良いでしょ。』


金髪頭にそう言って教室を出た。


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