嵐王


【お前の計画に付き合ってたら
最悪、留年するぞ。】


「…う………!」


図星なのかこれには黙る黒鉄。


【花火は夜なんだからそれで良いだろ。】


紫苑の意見に皆が賛同し、
なんとか朝から晩までお祭り計画は免れた。


家に帰ってからは疲れがドッと押し寄せて
お風呂も入らずに布団に直行。


『せめてカラコンとウィッグは取らなきゃ…。』


眠気と闘いながら洗面所に向かった。


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