嵐王


「ねぇねぇ、あの人!」

「超イケメーン!良いなぁ…。」


浴衣を着た女の子達の視線の先に居るのは
勿論、紫苑。

白銀の髪と紫の瞳が夜に映える。


なんか、私が照れる!!


紫苑に手を引かれながら歩いていると、


ドンッ!


『ふがっ!?』


前か横から来た人に
思いっきり顔をぶつけてしまった。


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