嵐王


「信歩ちゃんってタトゥーしてたんだ?」


『アンタに関係ないでしょ!?』


「ふぅーん…似合わないね♪」


目の前に火が付けられた煙草を見せられる。


「根性焼きって知ってる〜?」


ゾワッ!


笑ってるのに目が笑ってない。

その顔に全身の血の気が引いた。


『いやッ…止めて!!』


ジュッ!!


私の願いとは裏腹に腰に押し付けられ、
皮膚の焼ける匂いがした。


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