嵐王


『…緊張するんだけど……。』


【顔見れば一目瞭然。】


さっき迄あんなに暑かったのに
今は冷や汗が止まらない。


「おら、腹括れ!」


黒鉄に急かされ紫苑のバイクから降り、
見上げた先にはいかにもって感じの倉庫。


そうなんです。

あんなに嫌がってた
『嵐王』の倉庫に来ているのです!


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