嵐王


紫苑side


目の前の光景に唖然とする。


『生活用品全部燃えたじゃない!
証拠があれば絶対、裁判で勝つね!!』


これも故意に信歩を狙って?

嫌がらせレベルの問題じゃねぇだろッ!


グッ…!


怒りが込み上げ、拳を強く握る。


『紫苑。』


落ち着いた声で俺の名を信歩が呼んだ。


『大丈夫、皆が居てくれるから。
何があっても逃げないで立ち向かう!』


【…あぁ、必ず守りきってみせる。
俺ら『嵐王』を信じろ。】


俺ら『嵐王』は…俺はお前を決して裏切らない。


紫苑sideEND


< 346 / 523 >

この作品をシェア

pagetop