嵐王


紫苑side


誰だ…?


少し苛立ちながらも玄関に向かう。


ガチャッ!


「あ、こちら槇野さんのお宅ですか?
お届け物のサインをお願いします!」


荷物の差出人は朱羽さんと蒼月さん。

あまりにも早い手回しに流石だなと思う。


受取りのサインをし、
デカい荷物を家の中へと運んだ。


『それ、どうしたの?』


ドサッ!


床に置いて中身を確認すると、
女物の服や色々な物が詰め込まれていた。

その上には一通の手紙。


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