嵐王


『いやああぁぁぁーーーーーッ!!!』


ガバッ!


勢い良く飛び起き、
周りを見てさっきのが夢だと知る。

夢の筈なのにあの皮膚が焼ける匂いがした。


『…うッ!?』


涙と共に押し寄せる吐き気。

その息苦しさから
これが現実なんだと思い知った。


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