嵐王


「琥珀、信歩をからかうのは止めなさい。」


「……はぁ〜い…。」


あれ、何か変な空気が流れた様な…。


「紫苑、実家での暮らしはどお?」


【…普通。】


「…そっか……。」


それだけ言って捺央は幹部室に向かった。


『え…どうしたの?』


紫苑があの家に帰りたくないのは知ってるけど、
皆が気まずくなる理由があるの…?


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