嵐王


捺央side


俺が吐き出した言葉に驚く紫苑を見て、
初めて気持ちが伝わったと感じた。


プルルッ!!


「「!!??」」


この空気に似合わない機械音が部屋に響く。


「〜〜もしも…〖ねぇ!そっちに信歩居る!?〗」


「…意味が理解出来ないんだけど。
一緒に黒鉄を迎えに行った筈だよね!?」


〖近くで飲み物買いに行ったっきり
消えちゃったんだよぉ!〗


どん底に落ちて、
更に奈落へ落された気分になった。


捺央sideEND


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