嵐王


「…チッ……回り込まれたか。」


先回りをされたのか距離を詰められる。


「棗ぇ…どーいうつもりだぁ!?」


私も未だに理解出来ない。
だって、棗は私を『朱雀』から…。


「俺らは初めっから
お前らと仲間になったつもりはねぇーよ。」


ドカッ!


「そーそー!」


『!?』


私が見たのは周りに居た男達を殴り倒し、
私を囲む神楽、侑季、拓海、刹那の姿。


< 431 / 523 >

この作品をシェア

pagetop