嵐王
「こっっっんの馬鹿信歩ぁぁぁぁーー!!!!」
『ひえぇぇぇーーー!!!!』
黒鉄に耳元で怒鳴られ、身を竦(すく)める。
「テメェーが狙われてるって分かってんなら
勝手にどこそこほっつき歩く…バシッ!ダッ!?」
今度は琥珀が黒鉄の頭を叩く。
「元はと言えば黒鉄が寝坊したからだよねぇ〜?
そのせいでクッソ暑い
この炎天下の中マラソンする羽目になったんだから…。
後で覚悟しとけよ??」
暑い筈なのにここだけ寒気がするのは
琥珀が最高にキレてるからなんでしょーか…。