嵐王


「笑わせないでよッ!」


瑠愛が私に銃口を向ける。


『撃てるもんなら撃ってみなさいよッ!!!』


私の発言に皆が目を見開く。


震えるな!


『自分はいつも安全な所に居て、
危ない事は他人に任せてばっかりなくせに!

根性無しに撃てるわけない!!』


強気な事を言っても怖いものは怖い。
もし、本当に撃たれたら…。


内心はここから早く逃げ出してしまいたかった。


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