嵐王


瑠愛said


「うるさい…。」


拳銃を握る手が震える。


なんで、上手くいかないの?
瑠愛の望みは全部叶えてきたのに。


「瑠愛が絶対…。」


なのに、こんな奴らに邪魔されるなんてぇ!!


『本当の仲間を知らない
アンタなんかに私達は負けない!!』


「黙れぇーーー!!!」


震える指で引き金を引く。


瑠愛は『仲間』って言葉も存在も許さない。
ねぇ、この世界に絶対なんてないの。

それでも…信じられる?


瑠愛saidEND


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