嵐王
「少々、派手に動き過ぎたわね。」
「そんな…ありえない!アンタ誰よッ!!」
瑠愛が朱音さんを知らないのは当然の事なんだけど…。
ピリッ!
周りの圧が凄い…。
「…貴女は『神崎組』を知っているかしら?」
「ッ!!??」
瑠愛の顔が青褪めていく。
「貴女の言い分だと自分の領域で
目立つ行為をしていたから潰す…だったかしら?
それじゃあ、私が貴女を潰すのが道理よね。」
微笑んでいる様に見えるけど、背筋が凍った。