嵐王
『待って!二人共!!
あのね…私は皆に助けられてたの。』
そう言うと理解出来ないのか怪訝な表情をしている。
『えーっと…要するに瑠愛が黒幕って気付いてて、
巻き込まれない様に逃がした……的な?』
凄い簡潔にしたけど、こんな感じでしょ!?
「えぇー!?
じゃあ、悪役演じてたって事ぉ!!??」
「マヂかよ!すっかり騙された。」
どうやら納得してくれたみたいです。
「背中の傷は付けなければいけませんでしたか?」
匡の一言でその場が静まり返った。