嵐王


「もー、君ら元気だねぇ(笑)」


「…ハァ……。」


黒鉄に追い回されていると、
笑ってる捺央と呆れてる紫苑がこっちに来た。


『皆!危険な目に遭わせてばっかでごめんッ!!
本当に…ありがとう!』


涙が出るのを堪えて礼を言う。


危険な目に遭う事が分かってるのに
それでも「守る」「信じてる」って言ってくれた。

私も信じる事が出来た。


「なぁ〜に言ってんの!僕ら仲間じゃぁ〜ん♪♪」


琥珀の言葉に堪えてた涙が溢れ出た。


< 489 / 523 >

この作品をシェア

pagetop