嵐王
「もー、君ら元気だねぇ(笑)」
「…ハァ……。」
黒鉄に追い回されていると、
笑ってる捺央と呆れてる紫苑がこっちに来た。
『皆!危険な目に遭わせてばっかでごめんッ!!
本当に…ありがとう!』
涙が出るのを堪えて礼を言う。
危険な目に遭う事が分かってるのに
それでも「守る」「信じてる」って言ってくれた。
私も信じる事が出来た。
「なぁ〜に言ってんの!僕ら仲間じゃぁ〜ん♪♪」
琥珀の言葉に堪えてた涙が溢れ出た。