嵐王
紫苑side
『私ね、暴走族が嫌い。
それは…この先も変わらないと思うの。』
「……ん。」
幾ら『朱雀』の奴らが信歩を守るためとはいえ
受けた傷が完全に癒えることは無い。
『でもね、『嵐王』は好き…大好き。
朱音さん達もここで会えた人が大好き。』
少し恥ずかしそうに、
でも、嬉しそうに話してるのを見て俺も嬉しく思う。
「俺も、好き。」
『嵐王』もそして、信歩…お前の事も。
紫苑sideEND