ここからはじまる恋
②
翌日は、久しぶりのデート。彼が忙しいのは、仕方がないこと。だって、世界三大コンサルであるJOMで働く、超エリートだから。
今日は、付き合い始めてちょうど一年。彼の方から『話したいことがある』と、時間を作ってくれた。
『話したいこと』って、なに? ひょっとして、ひょっとするかも!? なんてウキウキしながら、待ち合わせ場所へと向かった。
彼は、待ち合わせ時間よりも早く来て待っていた。久しぶりに会えたのに、彼の表情は冴えない。
「久しぶりに会えたのに、ごめん。食事が済んだら、すぐに行かないといけないところがあって」
あ、また。仕事か……。
「いいよ。こちらこそ、ごめんね。一年記念日だから、時間を作ってくれたんでしょ?」
仕方ないと割り切り、笑顔を見せると、彼は苦笑いを浮かべた。
「オレの都合で申し訳ないけれど」
彼はそう言うと、オフィス街の中でもひと際目立つオフィスビル‘‘B.C. square TOKYO’’に入っていった。
今日は、付き合い始めてちょうど一年。彼の方から『話したいことがある』と、時間を作ってくれた。
『話したいこと』って、なに? ひょっとして、ひょっとするかも!? なんてウキウキしながら、待ち合わせ場所へと向かった。
彼は、待ち合わせ時間よりも早く来て待っていた。久しぶりに会えたのに、彼の表情は冴えない。
「久しぶりに会えたのに、ごめん。食事が済んだら、すぐに行かないといけないところがあって」
あ、また。仕事か……。
「いいよ。こちらこそ、ごめんね。一年記念日だから、時間を作ってくれたんでしょ?」
仕方ないと割り切り、笑顔を見せると、彼は苦笑いを浮かべた。
「オレの都合で申し訳ないけれど」
彼はそう言うと、オフィス街の中でもひと際目立つオフィスビル‘‘B.C. square TOKYO’’に入っていった。