ここからはじまる恋
②
タイミング悪く、席へと案内された。このまま、ごまかされたら。本当のことはわからないまま終わりそう。
「お腹、空いたでしょう? 先に食べて、話は後からじっくりと」
空さんがそう言ってくれたから、安心して注文をした。
「ここのティラミス、おいしいですよ。お嫌いじゃなければ、食後に食べませんか?」
「大好きです!」
思わず、力が入ってしまい、くすっと笑われた。
「紗良さん、かわいい」
かわいい!? 空さん、どういうつもりで、こんなこと……。頬は真っ赤に染まるばかりだ。
そのうち、注文していたパスタが、テーブルを賑わせた。なるべく食べることに集中しなければ。おいしいパスタも喉を通らなくなってしまいそう。
「いただきます!」
「お腹、空いたでしょう? 先に食べて、話は後からじっくりと」
空さんがそう言ってくれたから、安心して注文をした。
「ここのティラミス、おいしいですよ。お嫌いじゃなければ、食後に食べませんか?」
「大好きです!」
思わず、力が入ってしまい、くすっと笑われた。
「紗良さん、かわいい」
かわいい!? 空さん、どういうつもりで、こんなこと……。頬は真っ赤に染まるばかりだ。
そのうち、注文していたパスタが、テーブルを賑わせた。なるべく食べることに集中しなければ。おいしいパスタも喉を通らなくなってしまいそう。
「いただきます!」