ヴァンパイアキッス
『えっ、霜月くん!!?』


狼男の正体が霜月くんと知って驚いた。


だからつい声を出してしまい相手に気付かれてしまった。


自分の正体がバレたから焦ったのか逃げようとした霜月くん。


『ま、待って!霜月くんなんでしょ?あたし同じクラスの水無月梓姫!吸血鬼よ。』


自分の正体を明かした。


そうすると立ち止まる霜月くん。


まさか霜月くんが狼男だなんて。


びっくりした!


「吸血鬼…って絶滅したんじゃ?」


喋ってくれた!


同じクラスとはいえ1度も会話を交わさなかったあたしたちはお互い緊張していた。
< 14 / 102 >

この作品をシェア

pagetop