ヴァンパイアキッス
『ありがとう!でも羅稀教室にいたのに何でここに。』


「チャイム鳴っても来ないから様子見に来た。」


『そっか。』


本当に羅稀が来なかったらビンタ1発じゃ済まなかったかも。


来てくれて良かった…!!



「あいつら、卑怯なことして…腹が立つ」


『う、うん』


「授業中だけど教室戻るか?それとも…俺とサボって2人きりでいるか」


ニヤリと笑うその小悪魔な笑いを浮かべる羅稀。


それを見て思った。


やっぱりときめいてる自分がいる。


そんな羅稀にいいよと笑い返した。













このまま時が止まればいいのに。


本当にそう思う日々だった。
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