ヴァンパイアキッス
「恋とか愛とか知りたくねぇな。こんな姿じゃ」


羅稀はいつ殺されるかわからない状況で恋をしたとしても相手に迷惑がかかるという意味で言ったのかな。


少しその事について頭の中でボヤーっと考えていた。


「何か気持ち悪くなってきた」


突然具合の悪そうにして横たわっていた。


『え、大丈夫なの?』


その瞬間に何かがものすごく速いスピードで羅稀を襲った。


バンッッーーーー。


大きな音と共に羅稀のうめき声が発せられた。


『羅稀?!』


腹部辺りに血が出ていた。


もしかしてハンター!?


今日は満月の日。


それを狙ってたんだ!


狼男などが最も嫌う銀の銃弾できっとニンニクとかあたしたちが苦手なものを詰め込んだものでできた銃弾だったと察した。
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