初恋に捧げる私の恋の歌
未知の領域
高校に仲良い友達と入学すると
仲のいい先輩が暴走族の姫だと知った。



優しい先輩は、暴走族の中でも男勝りな姫で
みんなと仲がいいらしい。



私たちも誘われた。溜まり場へと




朝からみんなは嬉しそうに騒いでいた。




「ねぇ!愛生(まい)も行こうよ!せっかくだからみんなで行きたい!」




凛香(りんか)が授業中に後ろを向いて言ってくる。



ここの高校は不良が集まりやすい場所だ。



だってここには先輩がよく行ってる
FULLMOON(満月)の溜まり場
納める地域の近くだから。



名前の由来は満月の夜にしか
集会と暴走をしないかららしい。



なかなか有名らしい。



だからほとんどの教師がてきとうな先生だ。




「凛香、愛生は前から嫌がってただろう」



「うん、それに愛生見たいな可愛い子、
初めて行く溜まり場に連れて
行けるわけがないじゃん!」




明麗紗(ありさ)、香野葉(かのは)
の順に喋る。



いつも高校では私を含めた4人で行動している。




姫野(ひめの)凛香
いつも明るくてみんなの妹的存在で可愛い系の子



綾瀬(あやせ)明麗紗
一見優等生のようだが冗談好きで
いつも明るくしてくれる、
お姉ちゃん的存在で綺麗系の子



緑桜寺(りょくおうじ)香野葉
凛香と同じで妹的存在だ。
凛香と2人ではしゃいでは
いつも明麗紗に怒られている。
綺麗だけど行動は可愛い。




凛香と香野葉が2人ではしゃいで
それを止めるのが明麗紗、
全員が可愛くて綺麗だ。




本当自分は場違いの空間なのに
中学から明麗紗が誘ってくれてからは
家でもなく、この4人でいる空間が
1番安心する。




「凛香ごめんね。
やっぱり行く気にはなれないんだ。



明日話だけでも聞かせてね。」




「そっかぁ、また今度気が向いたら行こう!」




「うん、その時はエスコートよろしくね」





「喜んでするよ!」





私は昔親に虐待されてて
そのせいで全く笑えないし泣けない、
ほとんど無表情と言っていい。



なのに、3人はそれを気にしなくて
一緒にいてくれる。


むしろ絶対私の笑顔を見る!と意気込んでいる。





「こら!姫野!綾瀬!緑桜寺!花園!



前を向け!」




「リョーちん怒っちゃやーだ!」





「誰がリョーちんだ!姫野!



お前廊下に立たせるぞ!」




「それだけはいや!」





「じゃあ黙って授業聞け!」




あ、そういやこの授業リョウちんの授業だ。



リョウちんはこの学校では珍しい



生徒を叱る先生だ。
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