初恋に捧げる私の恋の歌
恋をした愛生は、綺麗だよ!!」



っ、ちがう。



ちがうよ明麗沙



「明麗沙、私は恋なんてしてないよ」



「なん、」



下に向けていた顔をようやくあげた明麗沙は



軽く泣いていた。



きっと、私も同じ顔をしている。



「私は、恋なんかしてない。



絶対よ」



そう、絶対。



恋は



わたしには資格がないことだもの



「ちがう。ちがうよ愛生」



「明麗沙、大丈夫。」



「愛生」



「うん」



「私のこと好き?」



「うん、」



「なら、許す」



「ありがとう。」



ありがうとう。明麗沙。



わたしの綺麗で、可愛い親友。



「愛生。」



「辛くなったら、



また、



四人の腕に飛び込んでおいで」




「うん。



もちろん。」




ありがとう。



居場所を作ってくれて。


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