初恋に捧げる私の恋の歌
「まぁ、そう言ってもFULLMOONが25人ってだけで
傘下も合わせたら数百人はいるけど。」





「数百人!?」




「そうよ、それで明日は満月!
FULLMOONの集会の日よ!


だから今日は特攻組が試し走りをするの。
切れ込みの子を先頭にね」




「あれ?FULLMOONは
満月の夜にしか集会と暴走しないんですよね?」




「うん、だから本番は明日。
でも、3人は誰かの後ろに乗っけてもらって
じゃないと参加出来ない!



だから!今日はパートナー探しよ!」




先輩の言葉に凛花と香野葉がおー!
っと拳を突き出す。




「なんか婚活みたいね」




明麗紗が苦笑をする




「よーし!頑張る!」




「おー!」




「まぁ、多分FULLMOONの子は絶対後ろに乗せてくれないけど」




「え?何でですか?」




「FULLMOONは25人しかいないって言ったでしょ。



その25人は選ばれた子だから
傘下のチームを任されている子が多いの。



まぁ、任されているチームは5.6が最大ね。



今その5.6チームを任されているのが
特攻組のリーダーと副総長、



それから東京地区でにらみ合いをしている
そこのリーダー。




他はみんな1、2グループづつぐらい任されてるわ。」




「ほぇ〜、傘下って
何個ぐらいグループあるんですか?」




「確か40ぐらいだったと思う。」




「ごちゃ混ぜに何ないんですか?」




「そのためにグループ作らせてんのよ。



その傘下の中でもチーム力が強かったり
統一が取れている2グループは



FULLMOONのメンバーがいなくてリーダーを自分達で決めるの



そしてHALFMOONとCRESCENTと
名乗れる資格が得られるの」





「かっこいい」




「まぁ、そのためにみんなで頑張るんだけどね。
決まりは3つだけ。



一つ、仲間との抗争は
FULLMOONのメンバーを通しなさい。





一つ、麻薬、大麻、体に害のある薬は一切禁止






一つ、襲われたら全員で仕返しをするから
1人で突っ込むな。仲間を頼れ。」




「仲間との抗争は止めないんですか!?」




「その気になればFULLMOONの1人で
一つの傘下ぐらい潰せるから多分いいと思う。


それに血の気が多い奴らが集まってんだもん、
集会でもよく一対一の喧嘩は起きるよ。



みんなでどっちが勝つか予想したりしながらみてる。」




「へぇ〜以外に自由なんだね」




「どうせ縛ったって守んないしね」




先輩の重ため息をにみんながふ想像膨らます。
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