自殺カタログ
晃紀が戸惑いながらもあたしの肩に手を伸ばす。


その手があたしを体を引き寄せた。


その瞬間「ヒューッ!」と口笛が響いた。


キスコールは鳴りやまない。


晃紀の顔がどんどん近づいてくる。


あたしはギュッと目を閉じた。


つぎの瞬間、柔らかな唇の感触が伝わってきたのだった……。
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