自殺カタログ
☆☆☆

その日はソワソワしてしまってなかなか寝付く事ができなかった。


明日、光は学校へ来るだろうか?


どこでどうやって焼け死ぬんだろうか?


そんな事を考えて止まらなくなってしまったのだ。


どうかあのハガキが有効でありますように。


そう思っている内に、朝が来た。


太陽の光が部屋を照らし出したのを確認すると、あたしはベッドから飛び起きた。


足音を殺して玄関へと向かう。


いつの間にかポストに新聞が突き刺さっていて、それを引き抜いた。


中を確認してみると、ハガキが綺麗になくなっていた。


それを見た瞬間、舞い上がる気持ちになっていた。


ハガキはちゃんと持って帰られている。


あとは実行されるかどうかだけだった……。
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