自殺カタログ
「あたしは月乃と違ってアンミに媚びたりしない。そんな奴隷みたいな生き方、月乃だって嫌だったはずでしょ?」
あたしは口調を和らげてそう言った。
今度は手を差し伸べるように、優しく諭していくのだ。
「あたしだって……アンミなんかに屈したくなかった」
月乃が静かな声でそう言った。
しかしその目にはアンミへの怒りがこもっている。
「もっと、みんなで仲良くしていたかった。それなのに、アンミが龍輝と付き合いはじめてから全部が変わった!!」
月乃はギリッと歯を食いしばる。
いろんな怒りの矛先がすべてアンミへ向けられ始めているのがわかった。
「やっぱり、あたしたちの共通の敵はアンミなんだね」
あたしはそう言った。
月乃があたしを見上げて頷く。
「じゃぁ、あたしたちは仲間ってことだね」
理央が後ろからそう言った。
「仲間……」
月乃が目を細めてあたしと理央を交互に見た。
まだ寄っている様子だけれど、月乃はあたし達側につくほかはないのだ。
「連れて行きたい所があるの」
あたしはそう言い、月乃を見たのだった。
あたしは口調を和らげてそう言った。
今度は手を差し伸べるように、優しく諭していくのだ。
「あたしだって……アンミなんかに屈したくなかった」
月乃が静かな声でそう言った。
しかしその目にはアンミへの怒りがこもっている。
「もっと、みんなで仲良くしていたかった。それなのに、アンミが龍輝と付き合いはじめてから全部が変わった!!」
月乃はギリッと歯を食いしばる。
いろんな怒りの矛先がすべてアンミへ向けられ始めているのがわかった。
「やっぱり、あたしたちの共通の敵はアンミなんだね」
あたしはそう言った。
月乃があたしを見上げて頷く。
「じゃぁ、あたしたちは仲間ってことだね」
理央が後ろからそう言った。
「仲間……」
月乃が目を細めてあたしと理央を交互に見た。
まだ寄っている様子だけれど、月乃はあたし達側につくほかはないのだ。
「連れて行きたい所があるの」
あたしはそう言い、月乃を見たのだった。